語りの芸能に

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

語りの芸能に



聞き手の笑いを誘う滑稽な詞(ことば)を早口に語る芸。
昭和の時代までは、
寄席の芸として生きていたようだが、いつの間にか廃れてしまった。

もともとは、室町時代頃からあったらしく、
琵琶法師が語る「平家物語」などの平曲の合間に
なごませる芸として小法師などの盲人が語ったとされる。

語る内容としては、
合戦ものや数えものなどがあり、言葉で時代を皮肉ったりと
滑稽な語りを基本としていた。

たとえば、
「一夜作りの辛酒。三年作りの甘酒。朱鷺の黒羽根、鴉の白羽根、、」
のような、あるはずのないものを挙げたりするような
ナンセンスな言葉の羅列や、発音しにくい
「鴨がコメ噛む、小鴨が小ゴメ噛む」といった言葉を淀みなく早口でまくしたてる。


映像の齣の早送りなどを見ると、つい笑いが起こるように、
同じネタでも、
早口でテンポ良くしゃべると感性を刺激して笑いを誘うという。
漫才師なども相対的に早口。
その早さが、笑いを生み出すと言えそうだ。

早さと言えば、
世界の国家元首は、最低でも4年の任期はあったりするが、
どうも日本の首相は、短い間にコロコロ変わる。

登場してもリズムを持った語りもなく、
大抵は何がしたいのか分からない答弁で、たいした成果もなく降壇となる。
これが、日本の首相の姿。

何ともリズムが悪いが、消え去るテンポは早い。
早さがあっても笑えない。
PR